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第3回団体交渉

交渉経過

2002年2月3日フォースペースとの第3回団体交渉が行われた。午後2時からと団交申し 入れしてあったが、社長の都合により午後5時からに変更し、西天満の労働組合事務所で 行わた。開始そのものは社長の遅刻によりさらに15分遅れた。フォー・スペース側からは社 長一人、労働組合側からは委員長・副委員長2名・書記長と私の5名が出席。

当然去年の団交で合意した支払いが履行されてないことから話ははじまる。なお、過 去の支払計画はこちらから押し付けたものではなくあくまでも社長が出してきたものなの で、当然こちらが強い態度に出る。交渉しているうちに、社長の口からポロリとこぼれた 言葉から業者への支払いをかなり行っていたことが判明。民法第306条に給料のほうが 優先順位が高いと書いてあることを前回の団交で確認したにもかかわらず、「平等に」 とは・・・。しかし、書記長の「日本国に喧嘩うっとんかい!」とい う台詞にはびっくりしましたが。今後は業者への支払いを組みなおして給料の支払いに回 すとのこと。こういう当然のことどうしてさきにしないかなぁ。

5月に経費節減のため教室を引っ越すといっているものの、引越し先はまだ決まってい ないことが判明。近くで家賃が共益費込みで30万くらいのところといっているが、当然今 よりは条件の悪いところになるわけで、お客さん来るの?ということに。

支払計画は毎月1万円ずつといってきたが、こちらは支払いを担保するものをしつこく 要求。2回約束を破ってますし、現状でお金は借りれるとは思えないし、お客さんは減る 一方ですから。また、これでは来年までかかってしまいあまりにも長期過ぎるので、しつ こく粘って週2万に増額。奨学金の返済が6月にあることから、6月にはまとまった金額を 「借りて」支払うということになった。もちろん1回でも滞ったら即時一括して 請求できるという項目も用意してある。社長自身は経営責任を取り、個人保証をすること になった。

1回でも不履行となったら現教室の敷金に質権を設定することになった。もちろん確認 書にはそうなっても異存ないということを明記してある。

当然、賃金の支払いの確保等に関する法律第6条第1項に基づく遅延利息の支払いも明 記。金利がかからないと思われたら困りますからね。金利支払いたくなかったら早く支払っ てください。

次の約束が迫っているらしくあせっていた。途中で事務所を抜け出して電話していたよ うだけど、団体交渉が1時間で終わると思ってんだろうか?もっとも「判ついたら早く 返してくれると思ってたんとちゃう」と執行委員の口から出てくるくらい早くあっさり 署名捺印した。

団体交渉が終わって、最終の確認書が印刷されるまでの間、「未払い賃金の証明書出し ていただけますか」とか「残業代どうなっていますか?」とかきいてみました。証明書の ほうは私が日付と社印を押すだけでいいようにして持って受付にでも預けておくことにし た。残業代のほうは「払っているだろう」ときた。残業代の欄が給料明細にないのにどう やってそういう主張できるかなぁ。「(始業時刻の)15分前には来るもんだろう」とも言っ ていたが、社員が勝手に15分前に来るのと、指示で出てくるのとは意味合いが違う。こっ ちは「開店準備」のための勤務に対する残業代を請求しているのだ。開店準備が勤務時間 でないとは言わせないぞ。

これだけ圧力かければ当分の間効果はあると思うが、油断なりません。

その後

月曜に「未払い賃金証明書」を日付と社印を押すだけでいいようにして持っていった。 教室にはT部長と受付で説明を聞いている人しかいなかった。(こんな んで払えるんかい)。とりあえず社長宛の郵便物を入れておく引出しにおいて帰った。

水曜日にとりに行ったのだが、読んでいる形跡すらなかった。その場にいたインストラク タと話をしたが、「最近は姿をあらわしたと思ったらすぐ姿を消す」「それって 前からでしょ」「いや、最近はそれに輪をかけて早くなっている。捕まえようと思っ たら業者さんのようにずっと待っていないと」とか「引越し先どうなってんの?」 「日曜に社長が話していたのは、ここを半分に仕切って、家賃と共益費を半分にしてもら うという・・・」「それっていつの話?」「日曜の8時頃」。団交のあ と、用事を済ませてそフォースペースに売上の回収にきたときにそういう話をしたようだ。


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