山ヒル

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980121

何とか、2日目の日記だ。

今年の初夢は、ヒルにかまれて目が覚めた。中之条の人に山ヒルの話を聞いて以来、どうも気になっていたせいだろう。

子供の頃、近くの沢で沢ガニを捕まえて遊んでいると、足にヒルがたかっていた痛いと気づいた頃には、すっかり大きくなっていた。気持ちの悪い黒々としたヒルに「いやだいやだ」が先に立ちばたばたしながら、手が宙を舞う。冷静になり、気持ち悪いのを我慢して、一気にはがさないと思い、「ピィ」とはがす。

血がほとばしる。

山ヒルに行き会ったことは、まだない。

話によれば、雨上がりなどに山にはいると、笹や木の葉などの上で首を振りながら人間の首筋などをためているそうだ。

また、林業関係者の話によれば、足元からはい上がってくるので。ズボンの裾に布を巻き付け、山用の靴を履く、さらに隙間から入らないように布を巻くのだが、それでもはいずりあがってくるそうだ。

幸い、私たちが歩き回るような山には、いないようだ。

群馬の山のギャラリー juntoshi@mxb.mesh.ne.jp