980202
水車(バッタリ)
我が家のとなりのシダ沢には、以前バッタリがあった。
冬には水が少なくなってしまうので動くのは温かい季節だけだ。
当時でも、時々動くバッタリは、ものめずらしくみえた。
沢の水は石の間を流れ落ち、手前にわずかばかりの水たまりを作る。水がトイをつたわりバッタリが音を立てる。
沢から我が家の庭までは石垣になっていて、5メートルほどある。中間には50センチほどの空き地がありフキやミョウガなどが植えてあった。柿の木とナンテンの木の間を通ってそこへ降りていくと行くと、対岸の大きな音を立てるお隣のバッタリがよく見えた。
追記、
水車と言うと何か変だ。やはり、バッタリだ。今ではよき思い出だが、春のうららかな日にうつらうつらしていると心臓を踊らせるようなバッタリの音が響く。ちょっと、今では迷惑な代物かもしれない。