さんしょううお

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980208

K020

 

十二ガ岳(1200.9m)より流れる「けぬき沢」の上流には山椒魚がいた。

砂防工事の進んだ今ではいるかどうかは定かではないが、きっと今でも住んでいるだろう。

山椒魚は、人が近づくと石の下に隠れてしまう。どこに隠れるか遠くから探しながら近づく。

さんしょう魚は、魚に足を四本付けた様な姿で、魚のように泳ぐがあまりはしこくはない。

体長4〜5センチのヌメヌメした四つ足の魚は、ちょっと気持ち悪い。澄んだ水の冷たさもありやっとの思いで捕まえる。

それでも、子供の間では「これを生きたまま飲めなきゃ男じゃねえやなー」とイチニンマイ扱いされないような風潮があった。

よくは記憶していないが、私は飲めなかった様に記憶している。奴が飲んで、俺が飲めなっかったら。俺が飲んでみんなが飲まなかったら。

変なかっとうだけが記憶に残っている。

清流に住むさんしょう魚は家に持ち帰るとぐったりしてしまう。足のはえた不思議な魚の思いでである。

 

 

群馬の山のギャラリー juntoshi@mxb.mesh.ne.jp